【勇気づけ】 親の影響よりも大きい影響は・・・

【勇気づけの子育て】

「上の子と下の子、同じように育てたつもりなんだけど、なんでこんなに違う性格なんだろう 」

そうなるのも当然なのかもしれません。

だって、親の影響よりも大きく影響を与えるのは





下の子5ヶ月がおもちゃに興味を示すようになりました

色々試して遊んでいると、2才の息子がおもちゃの音を聞きつけて現れました

息子「違うよー。そこじゃなくてここだよー。はい、押して 」

妹の手を持って押し方を教えてあげます



息子「難しいね、やってあげるね。 はい、どうぞ 」

妹の変わりに正しい方法で音を鳴らします 

そして、

息子「これ、カイくんが遊ぶね。アイリにはこれあげる。はい 」

と言って、別なおもちゃを渡されて、初めに遊んでいたおもちゃは取られてしまいました

アイリはべつに泣くわけでもなく、少し離れた所でそのおもちゃで遊んでいるカイをじっと見ていました

娘の周りには、いつも自分にはまだ出来ない事を簡単にできてしまうお兄ちゃんという存在がいます



一方、第一子の息子が5ヶ月の頃はどうだったでしょう

大人に囲まれ、おもちゃを誰にも取られる事なく、遊び方を強制される事もなく、好きなおもちゃで遊べました

アドラー心理学では、一般的に親の影響よりも兄弟から受ける影響の方が大きいと考えます



第1子は、生まれた時は大人の注目を独り占めできて、ちやほやかわいがられるかもしれません 

でも、第2子が誕生し、今までの様に注目を独占できなくなり、王座から引きずり降ろされたように感じるかもしれませんし、下の子の面倒を見てあげる、お世話好きな子になるかもしれません



一方で第2子は、家族の中で一番年の近いお兄ちゃんやお姉ちゃんと自分を比べて、「私なんてどうせ上手に出来ないんだ」と思うかもしれませんし、上の子に負けない様に頑張り屋さんになるかもしれません





そう考えると、お母さんが上の子と下の子、同じように接していても、子ども達それぞれが見ている景色は違う事が分かりますね



娘は、よく観察をする子です。息子や私達親の行動を観察して、自分のすべき行動を考えているように感じます



私は長女なので、第１子の息子の考えている事は何となく想像がつく事が多いです

でも、第2子の気持ちは分かりません

だから、「この子は私とは違う」と頭に置いたうえで、分かろうと努力します



兄弟の影響を考えるとき、子ども達それぞれの家族の印象は全く違うだろうと想像できます

そんな、同じだけど違う家族の中で育つ子供達が、それぞれ違ったライフスタイル（性格）を持つのは当然なんだと思います

「人は、みんな違くて、みんな良い」

それを心に置いて、それぞれの子と向き合っていきます