【勇気づけの子育て】
2歳10か月で導入した目覚まし時計
我が家では「目覚まさない時計」として活躍中
他人の権利も守る練習です
我が家では、息子は自分の部屋で一人で寝ています
ベビーベットを止めてからは、自分の意思でベットから出られるので、
夜中に大人の部屋に来る事もありました
自分の権利を主張するなら、他人の権利を認める事も大切です
息子が夜中目覚めてしまったからと言って、体調が悪い時などを除き、大人を起こすのは我が家ではNGです
大人も寝る権利があります。
夜中に起きて大人の寝室に来たときは、うるさくしたら部屋に戻ってもらい、
静かにしていられるなら大人の寝室にいてもOKというルールをしばらく続けていました
たまに朝方目が覚めて大人の寝室に来ると、畳に横になったり、おもちゃで遊んだり、静かに過ごしていたので、このルールでしばらくは問題がありませんでした
それが、最近、5時が4時になり、3時になり、どんどん寝室に来る時間が早くなりました
そして、昼間眠そうにしている事が出てきました
でも、私達大人は困っていなかったので、行動は息子の意思に任せていました
でもでも、とうとう周りが困る事が出てきました
息子が通っている園でから電話があり、
先生「熱は無いのですが、ぐったりしているので迎えに来て下さい。」
と言われました
私が仕事をキャンセルし、迎えに行くと、すぐに車の中で眠りにつき、2時間のお昼寝を終えると超元気
どうやら、眠かっただけの様でした
寝る事は息子の課題なので口を出しませんでしたが、先生や私の迷惑になるようになったので、共同の課題として、息子と話し合いをしました
私「夜眠らないと、昼間眠くなるよね。 先生は病気かと思って心配するし、お母さんはお仕事が出来なくて困るんだ。
だから、明るくなるまではベッドにいて欲しいの。 起きても良い時間をお知らせしてくれる時計があるんだけど、使ってみる 」
息子がOKを出してくれたので、一緒に電気屋さんに行き、目覚まし時計を買いました
自分の目覚ましが買えたのが嬉しくて、食べるときも一緒です
そして、夕飯が食べ終わると、使い方を説明します
私「朝起きても良い時間になったら、ピピピってなるの。部屋の外に出てきてもいいよって合図なんだ。もしお父さんが起きてなかったら起こしてくれるかな 」
その後は実際に練習します
パパには大人の寝室のベットで寝たふりをしてもらって、息子と二人で子ども部屋へ。
息子はベッドに横になり寝たふりをします
私が目覚ましを鳴らします
私「目覚ましなったよー。ベッドから降りてもいいよ。あ、お父さん起きてるかな 」
すると、息子はベッドを降りて大人の寝室に走っていきます
息子「お父さん、起きてー! 」
パパ「おはよう。 起こしてくれてありがとう 」
これを3回練習して、この日は寝ました
ドキドキの翌朝、目覚ましが鳴りました
私と主人は寝室で待っていましたが、息子は来ませんでした
子ども部屋を開けると、耳をふさいでベッドの上に。
私「目覚ましなってるよー。お父さん起こしに行く 」
ハッと思い出したように、大人の寝室にお父さんを起こしに行きました
そして2日目、
息子「起きてー。時間だよー 」
大人の寝室に起こしに来てくれました
そしてこの日以降、夜中に大人の寝室まで来る事は無くなりました
夜眠らずに昼間眠くなる、という段階では、子どもが誰にも迷惑をかけていないので「子どもの課題」として体験から学んでもらおうと思っていました
でも、子どもでも他人に迷惑をかけてよいという事はないと思います。
自分の権利を主張するなら、人の権利を尊重する義務が発生します
今回、「先生に心配をかけて介護をしてもらう」、「私がお仕事が出来ない」という困る状況が出たので、息子と家族の共同の課題として、朝起きる時間のルールを変更しました
ルールは一度決めたら絶対にずっとそれに従うというのではなく、誰かがルールに問題があると思えば、グループの話し合いの中で調整、改定していく事をオススメします
困っている事を話し合い、どうすればみんなが快適に過ごせるか、そんな話し合いができる家族になりたいですね
↧
【勇気づけ】 目覚まし時計のまさかの使い方
↧