【勇気づけの子育て】
「お母さーん、見つからないよー 」
こう言われたらどうしますか
あんな事やこんな事しなくても、これをするだけで十分かもしれません
息子がハムスター型の消しゴムをもらいました。大きいのから小さいのまで、色違いで4つ
この日、お出かけの準備をしていると、
息子「これ幼稚園に持ってく。先生にみせるの 」
リュックを背負って、片手にハムスター4個を持って、出かける準備完了です
幼稚園の中まで私物は持っていけないので、入り口で私に渡さなきゃいけない事はもう知っているので、いちいち確認しませんでした。
玄関を出て、階段を下りて、車のドアを開け、チャイルドシートに座りました
すると
息子「ハムスターどこ!? ブラウンのちいさいの。 無いの!! お母さん、ブラウンのハムスターどこ!?!?」
4個の持っていたはずが、手には3個しかありません
一つはどこかで落とした様です
車の中と周りを見渡しましたがありません
私「ないねー。ハムスター無くなっちゃったね 」
息子はとても悲しそうで、今にも泣きだしそうでした。
息子「うん、無くなっちゃった。ブラウンの・・・・ 」
勇気づけの子育てでは、こんな時まず大切なのは、子どもの気持ちに共感する事だと考えます
私「そうだね。無くなっちゃって悲しいね。カイ、ブラウン好きだもんね 」
それ以上は何も言わずに、息子に寄り添っていると、
息子「うん、かなしい。 お母さん、行くよ。 シートベルトお願いしまーす! 」
急に表情が明るくなり、消しゴムの話しはこれ以上言ってきませんでした
私達は子供達が困っていると、どうしても解決をしてあげたくなったり、アドバイスを上げたり、「大したこと無いよ」と自分の意見を伝えたりしがちです
でも、まず子どもの気持ちに共感し、子どもが「お母さんは僕の事分かってくれた」と感じると、自分から解決策を見つけ出す事も少なくありません
今回息子は、探しに行く事ではなく、あきらめる事を選びました。
息子の出した案なのでそれを尊重し、この日は車を出発しました
そして夕方、家に帰ってくると、玄関の前にブラウンのハムスターが落ちてました
息子「あ、あったー。ここに落としたんだ 」
と言って拾い、家へ入るとおもちゃ箱にポイっと入れていました
特に思い入れがあった訳でもないんですね
子どもが悲しそうなとき、嬉しそうなとき、怒っている時、まずは意見を伝える前に、子どもの気持ちに共感してみるのはいかがでしょうか
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【勇気づけ】 「分かってもらえた」ってだけで十分
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